しゅわりん☆どり~民

メモ書き。Twitterで書くと臭すぎて恥ずかしくなる考察など

白鷺千聖の「完璧性」と氷川日菜の「完全性」

バンドリ研に千聖のオタクが入ってきて、「白鷺千聖観」について語ってくれるので嬉しくて書いちゃいました。我ながらキモくて香ばしいものができあがっちゃったので閲覧注意。

私はよくパスパレの千聖についてあれやこれや妄想するとき、どうしても青いサイコパス パスパレギター担当の天才・氷川日菜のことをどうしても考えてしまいます。なぜなら彼女らはどちらも、ストーリー内で「天才子役/ギタリスト」という属性がついて回りがちだからです。
しかし千聖は常識人、日菜はサイコパス風変わりな天才として描かれます。そんな二人が同じバンドに所属してんのすんごいワクワクする……ワクワクしない?

ということでストーリーの方を読んでみましょう(ネタバレ注意)

●白鷺千聖の「完璧性」



f:id:meganeswimmer6134:20180515235452j:plain

f:id:meganeswimmer6134:20180515235503j:plain


f:id:meganeswimmer6134:20180515235533j:plain




(イベントストーリー:つぼみ開く時 1話)

このストーリーではある有名作家に見出だされ舞台のキャストに抜擢された千聖が……という話なのですが、演じることへの姿勢が完全に優秀な就活生のそれです。
つまり、自分の強みと弱味を完全に理解し、弱味を克服ないし隠すことで、周囲の自分に対する評価を「天才」「なんでもできる」としているわけですね。よく「白鷺千聖は枕をしてそう」と言われますが、もしそれをするメリットがデメリットを上回るなら彼女は躊躇せず決行すると私も思います。なんせ彼女は「完璧」で「合理的」であるように常に自分を律し行動していますから。(もっとも、枕をしなければならないという一種の詰み筋に入らないよう、上手いこと世渡りをするのが彼女であるため、実際にそのようなシチュエーションに陥ることはまずないと思いますが…。)

f:id:meganeswimmer6134:20180515234620j:plain

彼女の分厚いメッキが剥がれたのがこれ。合理的に、完璧に準備をして挑んだ練習で、千聖が作家に「表面的だ」と看破されたシーンです。
それがこのストーリーの最終話ではこうなります。(ガルパをインスコして欲しいので過程はあえて省略。笑)

f:id:meganeswimmer6134:20180516000536j:plain

はい、このイベントストーリーで千聖は、親から勧められた(自分から始めたわけではない)「仕事」でのし上がっていくためには、合理的に、そして利己主義的に行動するのではなく、他人という変数も十分利用し(ちょっと言い方が悪いですが、、、)時には非合理的とも見えるものにも向き合わなければならないことに気付きます。

※もっとも彼女はバンドメインストーリー(おそらく時間軸的には演劇案件より前)に丸山彩という他人を信じ、成功を掴みとるという経験をしているはずです。しかし彼女は口パク事件の際に、事務所からバンド脱退という最適解を封じられました。そのため否応無しに、自分の成功に不可欠であるバンドの成功という図式に従って、完璧でもなく完全でもない、それでも最高に「アイドル」な丸山彩に懸けるという唯一の勝ち筋を見つけ、それに従っただけではあると考えられます。そのため、このストーリーでの彼女の「色々な人に心を開いて~」というのは合理的な選択≠最適な選択 であることを彼女が認め、ここでようやくパスパレも
メンバーに気を許したという衝撃的な出来事なのです。


……バンドメインストーリーのネタバレだけは極力しない方針なのでとりあえずメインストーリーで1番白鷺千聖してる白鷺千聖を置いておきます。彼女にとって努力をするかしないかではなく、その努力は合理的なのかどうかが大切なのです。

f:id:meganeswimmer6134:20180516003234j:plain






●氷川日菜の「完全性」

千聖が「完璧」なのなら彼女は「完全」です。千聖が優秀な就活生のように、合理的行動を取りその過程で自分の強みだけを見せる立ち回りをしている一方で、日菜はすべての問題を「生まれながらの才能」で殴り倒します。日菜には合理的も、努力もクソもありません。自分のやりたいと思ったことは、他人という変数が邪魔をしてこない限りなんでもできます。

f:id:meganeswimmer6134:20180516003322j:plain

バンドメインストーリーから。
よくサイコだと言われる彼女なのですが、本当に彼女には「他人」という存在がわかりません。だからこそ、そんな他人の中でも特に、失敗が多く何も出来ないように見える「丸山彩」という存在に惹かれていきます。(これまた続きはバンドメインストーリーで!)

f:id:meganeswimmer6134:20180516220726j:plain




●白鷺千聖
さて、本題の白鷺千聖観の話に入っていこうかと思います。前置きが長すぎて面接だと絶対落とされるやつですね。

前述の通り、完璧な千聖はパスパレで完全な日菜と出会います。そのシーンがこれ。


(※イベント What a Wonderful World!イベの激しいネタバレを含みます、注意!)











f:id:meganeswimmer6134:20180516222120j:plain

f:id:meganeswimmer6134:20180516222129j:plain

f:id:meganeswimmer6134:20180516221349j:plain

f:id:meganeswimmer6134:20180516223111j:plain

f:id:meganeswimmer6134:20180516221129j:plain

f:id:meganeswimmer6134:20180516221143j:plain

ひなちさもいいぞ

はい、このシーンでは千聖の「完璧性」を表面化し、そしてそのことを否定されたイベントの回想、そしてそれに対する日菜のレスポンスです。
自分が完全でないことを理解してもらえないことに、孤独感を感じていた千聖に対して、日菜はハナから理解されないことを寂しがることが「私でない人の特徴だ」と認識しています。それどころか他者と自己が『違うからこそ (自分という)輝く個性 感じられる』のです。そしてそんなトンデモナイ深淵を覗いてしまった千聖がこう言うのです。

f:id:meganeswimmer6134:20180516223727j:plain

この台詞は、普段の千聖(主にあやちさ)なら嫌味にしか聞こえませんが明らかにトーンが違います。(やっぱ上坂すみれさんの演技力を……最高やな!)

きっとここで千聖は改めて「凡人」としての自分に気付かされたのでしょう。打算的で合理的な「秀才」キャラとして登場した千聖ですが、バンドメインストーリー→つぼみ開く時→What a Wonderful World! と様々な出会いと挫折によって自分の信じてきたことを否定され、少しずつ変化しています。しかし結局のところ白鷺千聖は、はじめから天才でも優秀でもなんでもなく、ただ人よりも器用で立ち回りの上手い「凡人」だったのだと私は考えています。だからこそ誰よりも完璧にこだわり、打算的合理的な立ち回りを徹底したのでしょう。


私はそんな凡人の白鷺千聖が大好きですし、「あなた(日菜)のようにはなれない」と嫌味無しに言えるようになるまで、またパスパレメンバーを真に信頼するという成長を見せた千聖の新たな展開が楽しみです。
パスパレ2章はよ!!!!!


P.S.

どぼじで課金もしてるのにひなちさお泊まり会のストーリーが読めないの?





f:id:meganeswimmer6134:20180516225241j:plain